2001年、正月の新作



「地球防衛家族」WOWOW
 主人公となる家族は西船橋に住む夫婦、娘と息子の4人家族。夫はウダツのあがらないサラリーマン。デブでオタク。妻はキャリアウーマン系で、夫と結婚した事を凄く後悔している。離婚の危機のまっただ中にあり、妻は家事を完全放棄。家庭崩壊寸前だ。そのしわ寄せは高校受験をひかえた中学3年の娘に行っているのだった。「お母さんはわがまま! お父さんはグズグズ! もうイヤっ!!」

 そんな時、突然「地球を守れ!」というFAXが届き、4人は何が何だか解らないまま超スーパーな変身アイテムを授かる。おりしも謎の巨大物体が東京湾上空に出現し、湾岸コンビナートを破壊し始めた。さあ、地球防衛家族の出動だ!!と行きたい所だが、前述の通り、家族の心はバラバラ。

 妻は家に戻って通帳とか権利書などを集めて逃げる準備を始めるし、娘は変身を拒否。夫と小3の息子は出撃するが、あまりに巨大な敵に苦戦。やはり家族の一致団結無くしては地球を守る事は不可能なのだ。果たしてこの家族は地球を守りきれるのだろうか?!

 う〜ん。面白い!! 昔NHKでやってた「YAT安心!宇宙旅行」と同じようなフィーリング(制作会社は同じだが、スタッフは別)。キャラクターの色彩やデザインがはっきりしていて、見ていて安定感がある。明るいタッチで映像に元気がある。

 脚本があのマクロスやエスカフローネの設定をやった河森正治氏。こんな時代だからこそ家族のきずなを描いて欲しいね。来週が楽しみ。



「破壊魔定光」WOWOW
 「はかいま・さだみつ」と読む。不良グループ「屍会」のリーダー、定光はやたらめったら喧嘩が強い。ある日、喧嘩をしてたら宇宙怪物と宇宙刑事みたいなのの対決に巻き込まれ、倒されてしまった宇宙刑事から成り行きで仕事を引き継ぐ事に。

 青年マンガ誌にありがちな血の気の多い不良マンガと、エイリアンやプレデターなどのSFを合体したような内容だ。なんだかなあ・・・という気分(ファンの人にはすみません)。でも、主人公役の上田祐司のノリは凄い。この人、面白いなあ(^^;


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