| 「アクエリアン・エイジ」 テレビ東京系。ＡＴ−Ｘでも放送中。元はカードゲームらしい。 主人公はプロのバンドを目指す若者（男、１８歳くらいか？）。プロダクションの目にとまりスカウトされ、プロへの道を歩み出す。と、その頃、彼の周辺では異様な現象が進行しつつあった。 女の子たちが魔法少女みたいなのや、天女みたいなのや、モンスターみたいなのに変身して空中を飛び回って何か争っている（一般の人には見えないらしい）。 どうやら （１）西洋の魔法使いっぽい魔法少女系 （２）モンスターっぽいモンスター系 （３）アジアの天女っぽい天女系 の３つの勢力があって、三つ巴で戦っているようだ。 で、主人公の事が大好きらしいヒロインは、天女系の女王的存在らしい。のだが、まだ「覚醒」していないらしい。 う〜ん。その三つ巴の戦いと主人公のバンド活動とどういう関係があるんだろう。関係無さそうに見えるんですけど・・・。そして、その女の子たちはいつからそんな変身能力を持つようになったのか・・・。３つの勢力ってのもよくわからんし・・・。そこら辺にいる女の子がいきなり変身しちゃうんだよなあ。超能力なの？ もしかして実は女性は全員変身できるとか？ 知らないのは男だけとか？ 面白いような面白くないような・・・。第２話まで見た限りではまだ判断できないなあ。 |
| 「七人のナナ」 テレビ東京系で放送中。ＡＴ−Ｘでも放送中。中学３年生の鈴木ナナが、おじいちゃんの変な発明品の影響で７人に分裂。７人になってしまったナナが引き起こすドタバタ喜劇。第２話まで見たけど何だかイマイチ面白くない。期待したほどは面白くないという感じ。 監督があの「ミスター味っ子」や「機動武闘伝Ｇガンダム」の今川泰宏監督なので期待していたんだけど、演出が「ミスター味っ子」と同じ。「え？味っ子と同じ演出なら面白いんじゃないの？」と思うかもしれないけれど、このストーリーには合わない感じ。派手なドタバタが空回りしているというか・・・。 あと、７人というのはちょっと多すぎる感じ。戦隊ものみたいに５人とか３人くらいがちょうど良いんじゃないかなあ？と思っていたら、第３話からナナレンジャーという戦隊ヒーローとして活躍するらしい(^^; いったいどういう展開なんだ？ 面白いのかどうなのかよく判らない・・・。 |
| 「破邪巨星Ｇ弾劾凰（グレートだんがいおう）」 これは２００１年春？の作品だけど最近になって初めて見たのでここで報告。昔ＯＶＡで出てた「破邪大星弾劾凰」の続編らしいんだけど、デザインや絵柄はだいぶ違う。 マジンガーＺとかゲッターロボとかの、巨大ロボット物のエッセンスを詰め合わせにしたようなアニメ。このアニメの見所は何と言っても第１話。いきなり悪のロボット軍団が世界各地を襲う。各国の軍隊の攻撃は全く歯が立たず、衛星からのレーザー攻撃とか核爆弾ですら全く効果無し。あっと言う間に世界征服目前という所まで行く。そこに敢然と立ちふさがるのが弾劾凰だ。 ロボット軍団は悪の天才科学者が首領で、その下に四天王みたいなのがいて、それぞれが変質者みたいな異常キャラ。これからこの４人と順番にダンガイオーが戦って、幹部１人に何話かずつかけてストーリーが進むんだろうなと思っていたら、いきなり四天王４人が弾劾凰を取り囲む。でもその１分後くらいには４人全員やられてしまいます。あれほど無敵を誇った四天王の巨大ロボがそれぞれ一撃で(^^; 「ふっ、見せてもらおうかその力を」とか、「俺はお前と戦うのを待っていたぞ！」とか言ったその直後に。 で、それだけでは終わらずに、その場に来ていた首領が乗る巨大要塞も、一撃で首領もろとも大爆発してしまうんです。「なぜだ！なぜだーっ！！」とか叫びながら。そりゃそうですわね。もう世界征服目前だったのに、たった１体の敵に一撃で阻止されてはねえ、泣きたくもなりますよね。 この盛り上がりに「あれ？ これって今回が最終回なんだっけか？」などと錯覚してしまいますが、これは確かに第１話なんです。お話はこの後、第１３話まで続くんですが、第１話でこれだけやっちゃって、この後どう話を続けるつもりだろう？と心配になっちゃいます。 ちなみに、タイトルになってる「グレート弾劾凰」は最終回の最後のあたりで何の説明も無く唐突に登場します。あのマジンガーＺの最終回で、ボロボロになったマジンガーＺの眼前にいきなりグレートマジンガーが登場して、桁外れの強さを見せるというあのパターンと全く同じ。弾劾凰も歯が立たない強敵が３体も現れて、メタメタに負ける弾劾凰。そこに突然グレート弾劾凰が現れて、その強敵をあっと言う間に倒してしまう。それはいい。問題なのはグレート弾劾凰のパイロット。こいつの顔は誰がどうみても悪役の顔！ 言うセリフも凄く憎たらしい。精も根も尽き果てボロボロになった主人公達に向かって「このグレート弾劾凰は、弾劾凰なんぞとはモノが違うんだ！」「お前達ではこんなもんだろうな」「お前達の役目はもう終わった」みたいな捨てぜりふを残して去っていく。ひ、ひどい！ 主人公達が１３話までやってきた事って一体何だったの？！ こんな納得できない状況のまま終了！ 第１話と最終回の「何じゃこりゃ？」度の高さはかなり凄い。そういう意味では一見の価値あり。 |
| 「おねがい☆ティーチャー」 ＷＯＷＯＷアニメ。オリジナルなのかな？（最近のアニメはマイナー作品が原作の物が多いので、オリジナルかどうか分からないのが多い） 虚弱っぽい高校１年生男子（長期入院してたので実は１８歳）が主人公。新任の若くて美人の先生が、実は宇宙から来た秘密の地球駐在員である事を偶然知ってしまった主人公は、心ならずも（？）彼女と急激に接近！ お風呂や学校の体育用具室で一緒にいる所を見つかってしまって、言い逃れるために校長の前で「実は僕たちは夫婦なんです！」と宣言してしまうのだった。「僕は１８歳なので結婚できるんです」と。パターンは違うけど、岡崎友紀の「奥様は１８歳」とか伊藤麻衣子の「高校聖夫婦」を思い出してしまった。 この二人。出会ってからたぶん数日しか経っていないと思うのだが妙にいいムードで、二人っきりになると自然にキスしてしまいそうになったりして、見ている方がドキドキドキドキ！(^^; 年上の女性が好みの男子、あるいは年下の男子が好きな女性にとっては夢の展開かも！ あと、井上喜久子の色っぽいけど天然ボケっぽい声が、この先生のキャラクターに合っている。 |
| 「フルメタル・パニック！」 ＷＯＷＯＷアニメ。世界を裏から守っている秘密の軍隊「ミスリル」とテロリストとの戦いを、日本の普通の高校を舞台にやるアニメ。平和な日本の日常とやけに生々しい兵器の組合せ。蕎麦とコーヒーを一緒に出されて、「何だかミスマッチな組み合わせだけど、美味しいのか？」と思いつつ、食べてみたら思ってた程は悪くなかったという感じでしょうか？ 本当は秋頃に放送する予定だったのだけど、例の米国テロの影響で放送延期になっていたそうな。確かに軍事関係に関しては他のアニメよりもマニアックな描写になっている。 年齢的には高校生なのに戦闘のエキスパートで、世界各地の戦場を渡り歩いてきたという主人公。次の任務は日本の女子高生をテロリストから秘密裏に守る事。どうしてその女子高生がテロリストに狙われているのか？とか、主人公の所属する秘密組織とは一体何なのか？とか、判らない事が多い。でもそれは徐々に明かされていくのでしょう。（原作を読めばすぐ判るんじゃないの？＞俺） 第１話の冒頭。主人公が乗る軍事用ロボットが敵の攻撃ヘリ（ロシア軍のハインド？）を撃墜するシーンなんかは、なかなかの迫力だった。しかし、攻撃ヘリがバルカン砲をガンガン撃っているのに至近距離の生身の人間が無事というのはちょっと納得がいかなかった（例え当たらなくてもあの至近弾では無事には済まないと思うのだが・・・）。 |
| 「シュレック」 家族みんなで映画「シュレック」を観てきた。非常に良くできた映画だと思った。例えて言えば「バックトゥザフューチャー（第１作目）」みたいな完成度の高さ。いわゆる「名作」とか「傑作」というのとは違うけれど、安心して見られる、そして何度も繰り返し見られる楽しい映画だ。 憎めないキャラクターや味のあるキャラクター。そこかしこに思わず笑っちゃうネタが散りばめられており、そのバランス、センスの高さを感じさせる。ストーリーは無駄が無くて完成度が高い。フルＣＧ映画だけど、キャラクターの表情や芝居が実に細かく、その芝居が大きな魅力になっている。これ重要。 今回見たのは日本語吹き替え版だったので子供達も大喜び。主人公シュレックの声はダウンタウンの浜ちゃん。他の声優陣に比べるとややアマチュアライクな感じはあったけど、独特の味は出せていたと思う。姫の声を当てた藤原紀香や、ロバのドンキーを当てた山寺宏一はイメージピッタリだった。子供から大人まで、誰でも楽しめる良質の映画と言えるでしょう。 |
| 「劇場版・とっとこハム太郎」 ２００１年末の新作ゴジラ映画は平成ガメラ３部作を撮った金子監督の作なので、そういう意味で期待大なワケであり、これは絶対に見に行かねばならぬ映画ではあるのだが、同時上映が幼児向けアニメ「劇場版・とっとこハム太郎」なのがアレだな・・・。と思っていたら、このハム太郎の映画は監督が出崎統さんである事が発覚！ 出崎統監督といえば「あしたのジョー」「エースをねらえ！」「ガンバの冒険」「ゴルゴ１３」など数々の名作で有名な人であり、アニメ監督と言えば宮崎駿、富野由悠季、出崎統の３監督は外せないのだ。入射光、シャドー、止め絵などの独自の手法を編みだし、後のアニメでパロディにされるほどの独特な演出で知られる。やっぱりハム太郎でも出崎逆光とか、出崎３回引きリピートとか、出崎シャドー、出崎入射光、出崎スローモーションから止め絵、・・・なんかをやっちゃったりするのだろうか？！ 何だかとっても気になる！！ という訳で見に行きました。結論から言えば、さすが出崎監督。アニメとしては完全に幼稚園児向けという感じの「ハム太郎」なのに、構成がしっかりしていて楽しく観れます。人気はあるけど映画として全然面白くない劇場版ポケモンはぜひ見習って欲しい所だ。出崎入射光とか出崎３回引きリピートとかは出なかったけど、出崎シャドー、出崎スローモーション、出崎夕暮れ電車逆光などはさりげなく使われていた。 （ストーリー） ハムスター仲間の間で伝説になっている永遠の楽園「ハムハムランド」。世界のどこかにあるというハムスターの天国。そこには「魔法のひまわりのタネ」があるという。 で、冒頭でいきなりそこに通じる扉を発見してしまい、あっさりハムハムランドに行ってしまうハム太郎とその仲間たち。みんな大喜びなのになぜかハム太郎だけは楽しめない。どうして？ ハム太郎は小動物のくせして心にキズを負っているのだ(^^; 伝説の「魔法のひまわりのタネ」を食べると人間の言葉が話せるようになるという。人間の言葉を話せるようになりたいハム太郎は、仲間と共にそのタネを探すのだった・・・。 さて、映画館に行くと「ゴジハム君」というマスコット人形がもらえる。下の写真がそれなのだが、これってハム太郎がゴジラに食べられているところなのかな？ それともハム太郎がゴジラの腹を食い破って「ピキーッ！」とか言って出てきたところ？ |
 うははは！ 俺様はゴジラ！！ ハム太郎ごときネズミっこなど 敵ではないわーっ！ |
 う、ああっ？ まま、まさか俺の腹の中から？ |
 中から、中から、からららら・・・ らろろおっ！！ |
 ハムハーっ！ ぼく、ハム太郎なのだ。 クシクシ。 |
| 「ちっちゃな雪使いシュガー」 ＴＢＳ系アニメ。デジタルＢＳでも放送。本当は秋の新作だけど、最近になって初めて見たので。 季節を操る（？）小人さんみたいな妖精が主人公。シュガーは雪を操れるらしいが、まだ「見習い」なので半人前。変にひねった展開にはならず、非常に真っ当なメルヘンチックな内容。それだけに、この特に波乱の無い静かで淡々としたストーリーに馴染めるかどうかで好き嫌いが分かれそう。 |
| 「ＲＵＮ＝ＤＩＭ」 （本当は２００１年春の新作だけど、ＡＴ−Ｘでは１２月から始まったので） テレビ東京系。全編３ＤＣＧ製作。テレビの帯番組で全編３ＤＣＧはこれが初めてかな？ 「ＲＵＮ＝ＤＩＭ」とは、ガンダムみたいな人型兵器の名前。 近未来、地球温暖化の影響で都市部が水没して、その影響で経済がガタガタになってしまって先進国から脱落した日本が、何とかまた先進主要国に返り咲こうとして色々計略をめぐらす・・・という話らしい。その秘密作戦（？）のために主人公ら超能力を持つ少年少女が選ばれて、新兵器ＲＵＮ＝ＤＩＭに乗り込んで戦う事になる。何だか嫌な設定だなあ・・・(-_-; まあストーリーは置いといて、この全編３ＤＣＧってどうなんでしょうか。何だか人形劇、それもＮＨＫ教育でやってる人形劇みたいな芝居なんですけど。これはどうなんでしょうか？ 私としては、ＣＧでやらなければならない必然性が全く感じられないんですけどね。キャラクターの芝居が人形劇レベルなのが問題・・・なんて言ったら真面目に人形劇をやってる人に失礼なので言いませんが、要するに技術的にまだまだ発展途上って事ですな。 |
| 「パタパタ飛行船の冒険」 ＷＯＷＯＷオリジナルのテレビアニメ。ハイビジョン。２００２年新春から放送開始。 アニメ製作は昔宮崎駿監督が所属していたあのテレコム。ジュールベルヌのＳＦ冒険小説「サハラ砂漠の秘密」と「悪魔の発明」を原作にして、アレンジした内容との事。絵柄は「ハウス・世界名作劇場」の系統。最近あんまり見ない正統派アニメ・・・という感じのアニメだ。「天空の城・ラピュタ」みたいな飛行船とか飛行機が登場する冒険活劇になるらしい。実績あるテレコムだけにアニメとしての作りは問題無いでしょう。 テレコムってアメリカの「バットマン・ザ・フューチャー」を製作してエミー賞を受賞したんだってね。知らなかったよ。（これ以前からずっとスーパーマンとかバットマンとか、米国アニメをやっていたそうな。エミー賞の受賞は日本では初めてとの事） 昨日その番組紹介の番組と、先行放送第一話が放送されたのだが、アニメの内容はさておき、自分で「名作」「感動」とか宣伝しているのがちょっと鼻についた。もう第一声からして「世界名作劇場」の再来を宣言していて、ニョーボも「何だかちょっと・・・う〜ん」などと言っていたよ。あと、このあか抜けないタイトルはいかがなものか・・・。子供にも分かりやすいようにという配慮なのか？ |
