| 去年の「劇場版・ハムハムランド大冒険」に続き、今年も出崎統監督がハム太郎を監督。これは期待が高まる！という事で見に行きましたよ。 結論：面白かったッス！ 楽しく飽きさせない充実した内容。悪い意味ではなくて、良い意味で「幼稚園のおゆうぎ会で年長組がやるおとぎ話の劇」のような風合い。途中の説明的場面をうまく省略して、理屈っぽくならずテンポが良い。今回はミニモニだけでなくモー娘も出演。明るく楽しいお祭りムードを盛り上げていて成功。子供はもちろんの事、お父さんお母さんも童心に返って楽しめる一本と言えましょう。 前作で行ったハムハムランドから持ち帰った本を読んだノッポ君（ハムスター仲間で一番の物知り）。その本にはハムスター仲間の歴史が書いてあり、ハムスターは砂漠で生まれた動物である事、砂漠には最古のハムスターの王国がある事などが知らされる。で、今年がそのハムージャ王国のハム歴８６８６年なんだと！ 何よ、ハム歴って！？ ハムスターって人間よりも古い歴史を誇ってたのかよ！ 小動物のくせして随分と大きく出たなぁ、おい！(^^; 人間はお盆とか正月に故郷に帰る習慣があるから、ハムスターもその砂漠の王国に帰りたいなあ・・・という事で、行く事にしたのでした。でもそんな、どこにあるのかも判らない遠くの砂漠までどうやって行くのか？などと突っ込んではいけません。これはおとぎ話なのです。だから魔法の絨毯であっさり行っちゃいます。砂漠の王国と来たら魔法の絨毯を出すしかないでしょう？ 行ってみたら前回ハムハムランドにいたミニハムズが地方巡業で来ていて、おまけにモーハムズ、そして卒業したはずのゴマキ・・・いや、ゴハムまでもが。歌もモー娘らしいノリの歌でなかなか良いです。前回はちょっとだけ顔を出すだけという感じだったミニハムズだけど、今回は出番が３倍くらいに増えていて、おまけに映画が終わった後にまで登場。この調子だと来年は映画を乗っ取られますね(^^; さて、ハム太郎は悪い魔法使いに囚われたシェーラ姫を助けに行く事になり、割とあっさり助け出してしまう。そしたら姫からいきなり求婚されちゃった！ 「あなたはきっと私の事を好きになるわ！ そういう恋もありだから！」 などと一方的に迫られるハム太郎！！ 恋愛については完全初心者のハム太郎はドッキンコドッキンコ！！ 観ているこっちまでドキドキしちゃいましたよ、マジで。 でもハム太郎のお相手はリボンちゃんじゃなかったの？ 今回のポスターでもハム太郎とリボンちゃんがカップル風に並んでいるのに。これはリボンちゃんとシェーラ姫の恋の対決になるのかな？ と一瞬期待したが、リボンちゃんは妬いている様子も無い。という事は、実はリボンちゃんはハム太郎に気が無いのかな？ 単なるお友達？ ニョーボ「そうだよ。大将くんはリボンちゃんの事が好きなんだけど、リボンちゃんは特定の相手が好きって事は無いわね（きっぱり！）」 え・・・リボンちゃんってそういうキャラだったの？ 知らんかった！！ （ゴジハム君について） 去年の映画では「ゴジハム君」というマスコット人形が先着プレゼントとして配られたが、今年は「メカゴジハム君」という人形がもらえるという。去年の「ゴジハム君」がけっこう良い出来だったので、今年も「メカゴジハム君」欲しさもあって初日に行ったのだ。  で、その「メカゴジハム君」をもらってみたら、ちょっとショボ〜ンな気分。大きさが去年のよりもずいぶん小さいし、口を開けるギミックがわかりにくい。詠二郎は口を開けられず、その場で壊しちゃったよ。公式ホームページでも、わざわざ「注意」として口の開け方を説明している。つまり、こいつは最初から構造的に問題ありだったという事だね。もうちょっと何とかならなかったのかねえ・・・。去年の「ゴジハム君」が良かっただけに、かなり残念な気分なのだった。 |
| [2002/12/17] |
