| 「無限のリヴァイアス」「プラネテス」「ガン×ソード」など、ひと味違うドラマ作りで注目され続けている谷口悟朗監督の最新作。 「神聖ブリタニア帝国」という超大国に侵略され、完全に支配されてしまっている日本。ブリタニア人と日本人は区別され、日本人はあくまで支配される側に甘んじている。 そんな中、ブリタニア皇族のひとりでありながら、過去に酷い仕打ちを受けた怨みから、いつかブリタニアに復讐する野望を胸に秘める主人公ルルーシュ。 そんな彼に与えられた謎の力「コードギアス」。それは、彼の目を見た者に絶対遵守の命令を与えるという特殊能力だった。 どうしてそんな力が存在するのか？ コードギアスの力を与えている「シーツー」と呼ばれる謎の少女は一体何者なのか？ などの謎をはらみつつ、今、ルルーシュの野望が実行に移される。 明晰な頭脳で、表の顔「普通の学生」と、裏の顔「影の騎士団」（日本人による反ブリタニア組織）を使い分ける彼だが、状況の規模が大きくなるにつれ、だんだん矛盾が露呈してくる。その矛盾は彼を苦悩させるが、もう後には退けない。果たしてルルーシュの戦いは正義なのか？ ルルーシュの野望の前に幾度も立ちはだかる謎の白い機体「ランスロット」。そのパイロットが、実はルルーシュが全幅の信頼を寄せていた親友（日本人）であった事を知った時、彼は苦悩する。 キャラは今流行風のデザインで、俺的にはあんまり好きな方ではないのだけど、戦争、支配、そして支配への反抗など、戦争をやめられない現代社会の問題を突きつけられる所があり（ここは脚本の大河内一楼氏の味っぽい）、ちょっと考えされられる。 |
[2006/3/3] |
