| 【新エヴァ破】 期待作「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破」。旧版から大幅にストーリーが変更になってるともっぱらの噂で、どう変わったのか大変興味深い。 ウチでは初日にニョーボとふたりで観に行った。（子供らは「興味無い」「観たくない」と言ってパス。お父さんは寂しいぞ〜(T_T)） 宮城県では２館だけの公開であり、片方は小劇場。私らが行った方は県内有数の大劇場という事で、県内のオタッキーな人はみんなこっちに集結してる感じ。初日という事もあってほぼ満席。 劇場で売られているパンフレットには封印がしてあり、「※重要※ パンフレットは本編ご鑑賞後にご覧下さい」という注意書きがしてあった。嫌が上にも期待が高まる。 で、えーと、内容についてはですねえ、今の時点でもまだ書けないですねぇ(^_^; 内容については書かないけど、劇場内の雰囲気は凄かったです。上映中、所々でどよめきが起こり、何かライブ会場で盛り上がってるような熱い雰囲気が。 アニメ映画の上映でこんなお祭りみたいな雰囲気を味わったのは、「さらば宇宙戦艦ヤマト」とかファーストガンダムの劇場版三部作にファンが殺到した時以来なんじゃないかなあ？ そういう意味でも凄い映画だと思った次第。 で、この「破」を観た後、金曜ロードショーで「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序」をやったので、改めて観てみた。 そしたら封切り時に映画館で観た時とかなり印象が異なるのね。 映画館で「序」を観た当時は「テレビ版とそんなに違わないなあ」というネガティブな印象があったのだけど、今回は「同じなようでいて、よく見るとけっこう違うジャン！」「実はけっこう凄いのでは？」というポジティブな印象。 今回放送された「序」は、劇場公開当時には無かったカットとか表現が追加されているらしい。今となっては確認しようが無いが、バージョンが違うのは確か。「破」を観る人は、必ずこの「序」から観て欲しいと切に願うようになってしまった。 しかし、劇場公開した後、ＤＶＤとかブルーレイとかで出す際に追加カットとか再編集とかしてるのはちょっと反則だよなぁ〜。 「序」の例で言えば、去年出たＤＶＤがバージョン１．０１で、この時点で既に手が入れられていたらしいのだけど、最近ブルーレイでも出たヤツのバージョンが１．１１なんだよね。更に新作カットを追加したのだそうな。 できるだけ理想に近く、という事なんだろうけど、前のバージョンのＤＶＤを買ってしまった人の立場は？・・・。 また、「破」のＤＶＤやブルーレイが出ても「またバージョンアップ版が出るんじゃないか？」と思われちゃったら、買う人も買わなくなっちゃうんじゃないか？ その点が心配になる売り方だ。 【映画館への遠い道のり】 この「破」が上映された映画館は、１０９シネマズ富谷という、仙台の中心からはかな〜り遠い、クルマでないと行けないような場所にある映画館だった。 ウチから行くと、クルマでたっぷり１時間はかかる距離。 ニョーボと二人で出発したのが上映の１時間半前くらい。これくら前に出れば、いくら何でも余裕だろうと思っていた。 で、ニョーボが「あの映画館はジャスコと一緒の場所にあるんだよね〜」というので、ジャスコを目印に進んだ。 すると「ＡＥＯＮ」のマークが大きく描かれたショッピングモールが見えてきた。あれだ。駐車場にクルマを駐め、映画館に向かった。 ・・・が、いくら探しても映画館が見つからない。場所的には確かにこの辺りなはずであり、自分の記憶でもジャスコの隣だったように覚えているから、間違い無いはずなのだ！ あああ。もうそろそろ映画館にたどり着いていないとヤバい時刻になってきた。歩き回ってばかりいても時間が過ぎていくだけなので、サービスカウンターで尋ねてみた。すると、「ここはジャスコではなく、マックスバリュです」という驚愕の真実が明らかに！！ 同じイオングループだから「ＡＥＯＮ」のマーク。だまされた！！ やってくれたなイオン！！ 「ジャスコに行くにはここから出て、こう行って、こう行って・・・」と教えてもらい、誰にぶつけたらいいのか行き場を失った何かを腹に抱えつつ、今度こそ本当のジャスコ、そして１０９シネマズ富谷に到着したのだった・・・orz 【新エウレカセブン】 「劇場版・交響詩篇エウレカセブン・ポケットが虹でいっぱい」という映画が公開された。数年前のテレビアニメ「交響詩篇エウレカセブン」の劇場版なワケだけど、映画化されるまでかなり期間が長い。 私はテレビ版が終わった後、「これはきっと劇場版ができて、それはもっとスッキリ分かりやすい話になっているに違いない」と考えていたのだが、待てど暮らせど劇場版の話は出なかった。 で、忘れた頃にこの劇場版。 ポスターなんかを見ると、かなり期待が持てそうな感触だったが、公開館が何と全国でたったの６館！ 仙台どころか東北地方での公開は無し、だった。そんなんでペイできるの？ どうなってるの？ と思った。 が、評判が良かったらしく、仙台にも映画が回ってきた。１日２回上映でたった２週間だけど。 で、当然観てきた。 料金千円均一の日だったせいもあるだろうけど、けっこうな入り。濃い目のアニメファンはしっかり観に来ているな、という感じ。 映画の内容は、テレビ版とは全く異なり、事前情報を遮断していた私はけっこうビックリ。 登場人物や世界背景なんかは共通しているんだけど、それぞれの役どころが全く別物になっていて、「同じ役者が演じている、別のお話」という感じ。ヱヴァンゲリヲン「破」どころじゃない換骨奪胎ぶりだ。（テレビ版とは別の、パラレルワールドでの話という事らしい） とは言うものの、主人公レントンとエウレカの純愛は共通項。っつーか、これが無ければ「エウレカ」とは言えない。 観ているこっちが赤面するくらい好きあっているこの二人。でもエウレカは人間じゃなかった。でもレントンはそれでもエウレカが大好き。 エウレカ・・・、エウレカ・・・。僕はエウレカが好きだ。好きだ！ 好きだ！！ 大好きだぁあああっ！ レントン！ レントン！！ 私もレントンが大好き！！ 大好きっっ！！！ そういう話。 こう書いちゃうと馬鹿にしてるみたいに思われちゃうかも知れないけど、馬鹿にしてる訳じゃないです。こういう話を恥ずかしくならずに、しっかりとした映画に作れる京田監督の手腕に、またしてもやられてしまったという感じなんです。少なくとも、「テレビ版は好きだけど、終わり方がイマイチだったよね」とか思ってる人は観といて損はない映画だと言えるでしょう。 【レイトショーの罠】 この「エウレカセブン」は仙台のザ・モール長町という大規模ショッピングモールに併設されている映画館まで観に行ったのだが、ウチからそこまではけっこう遠く、クルマでも１時間はたっぷりかかる。 でもレイトショーだったので、会社を定時に退けた後にクルマで行っても余裕だった。 ショッピングモールの屋内駐車場にクルマを駐めて映画館へ。 ところが劇場に入った後になって、 「駐車場の無料サービス券って先に劇場窓口でもらっておかないとダメだったんじゃあ・・・」 とか 「あれ？ この映画終わるの１１時近くだから、ショッピングモールの駐車場、閉まっちゃってるんじゃあ・・・」 とか心配事が頭に浮かぶ。 でも今さら慌ててもどうしようもないので映画を観続けた。 で、映画終了。真っ先に劇場窓口に行ってみたが、もう閉まってて係員は誰もいない。 それどころかショッピングモールに通じる通路はシャッターが全部閉まっていて、来る時に通った通路が通れない。 「やべ・・・」 駐車料金を取られるのはいいとしても、駐車場が閉まってたらアウトじゃん。 急いでモールの屋内駐車場に向かうが、営業時間はとっくに終わっているので、店の扉は鍵がかかっていて中に入れない。 「まじヤバ！ クルマは置きっぱなしにするとしても、どうやって家に帰る？ 今からだとタクシー？ お金足りるか？」 などと頭の中でグルグル考えが回った。 屋内ではなく、屋外の駐車場に駐めてた人たちはみんな帰路について、駐車場から出て行く。そのクルマが残した風を顔に受けつつ、俺はひとり焦りまくっていた。 くそう！ 屋外駐車場か！ こっちに駐めるべきだったのか！ いや今はそんな事はどうでもいい。どうする？ どうするっ？！ とにかく何かしなくては！と焦りつつ、ショッピングモールの壁に沿って歩いていたら、開いているドアがある事に気が付いた。 「食料品売り場、２４時間営業」 あっ！ ここだけは営業している！！ という事は従業員の人が誰かいるはず！！ 事情を話して何か解決策をっ！！ 早足でレジに向かい、レジのおばちゃんに事情を話した。 すると、 「緑のエレベーターで屋内駐車場に行けますよ」 おお！ この時間でもまだ屋内駐車場には行けるんだ！！ 救われた！！ 店の閉まったモール内を、緑のエレベーターを探して歩く。が、行く先、行く先でシャッターが閉まっていて行き止まり。 どこだ？ 緑のエレベーターってのはどこにある？！ あ、警備員さんがいる。あの人に聞こう！！ 「すみません、緑のーー」 と言いかけた所で、すぐ側にエレベーターがあり、それは確かに緑色。 「ーーこのエレベーターで屋内駐車場に行けますか？」 「ええ、行けますよ」 やったー！！ 遂にやった。俺はやったんだ！！ 危機を乗り越えたんだ！！！ エレベーターに乗り駐車場のある４階へ。駐車場にはもうクルマは全くおらず、遠くに俺の赤いベリーサが見えた。 「これで出口が閉じてたりしたらお笑いだな」 などと思ったが、さすがにそれは無かった。それどころか駐車料金も取られなかった。 ああ、人間何事もあきらめずに行動すれば道は開けるものだなあと、しみじみ思った(T_T) |
[2009/8/1] 一部訂正[2009/8/2] |
