| ドリキャスだったっけ？ これの初代のヤツが出たのって。ヨドバシなんかで店頭デモしているのを見て、何か妙なゲームが出てるなあ〜とは思ってました。その続編がＰＳ２で登場。私、セガのゲーム機はひとつも買わなかったけど、やってみたいゲームはあったのよ。そのひとつがこれ。いやあ、セガのゲームがＰＳ２でできるなんて嬉しいねえ。 ゲームの内容は、基本的には第１作と同じ・・・だと思う。何せ第１作は、実際にはプレーしてないからなあ。基本的には「パラッパラッパー」的なゲーム。相手の動きをマネして入力し、合っていればＯＫ。リズム感が重要で、ただ押せばいいという訳ではないのは言うまでもない。 「パラッパラッパー」では○×△□などのボタンが画面に表示されてそのボタンをタイミング良く押していくという物で、それぞれのボタン自体には特に意味が無かったし、Ｌ１とか押しにくいボタンがたまに入ってきて、反射神経ゲーム的な要素も少なくなかった。しかし「スペースチャンネル５」では上下左右と「ヘイ！」「チュー！」という、踊りのポーズに対応したアクションボタンだけで操作するので、ボタンの意味が内容と一致しているという意味でパラッパよりも感覚的に馴染みやすい。難易度的にもパラッパよりは簡単で、パッドのコンフィグを変更して、全てのアクションをひとつのボタンに集約すれば更に難易度を下げられる。私の場合、リズム感には全く自信が無く、パラッパは途中で挫折した。しかしチャンネル５は最後まで出来た（コンフィグ変更ありだけど(^^;）。 あと、全体にミュージカル映画風の造りになっていて、突然シンクロナイズドスイミングが登場したり、突然ワルツになったり、大人数で踊りながらパレードしたりする様は見ているだけで楽しくなってしまう。私、ＣＭでこのパレードシーンを見た時、「ああ、何て楽しそうに踊るんだろう・・・。今の日本に必要なのはこの脳天気な楽しさなのではないか？」などと思ってしまいましたよ。（大げさ過ぎ） ちょっと残念な点としては、ロード時間が長くて、またロード回数も多い事。それと、画面に「臨時ニュース」とか「踊らされた人たち」とか字幕スーパーみたいなのが出るのだけど、その文字（字体）が安っぽいね。わざとそうしているのかもしれないけど、それにしてもアンバランスな感じ。他の部分が良く出来ているだけに違和感を感じた。 さてゲーム内容としては、主人公であるウララを操作して踊り対決。踊る事で捕らえられた人たちを救出でき、救出された人たちはウララと一緒に踊る。正答率によってみんなの踊り方や音楽などが変化し、正答率が高いほど豪華で楽しい踊りになるようだ。このため上手くできた時は快感！ やっぱ、踊りの楽しさは人間の本能的な所を刺激してくるよなぁ。そこがこのゲームの狙いなんだろう。  またそれだけじゃあなくて妙な味の世界観や珍妙なキャラクター、チープで脳天気な雰囲気がいい味出してる。「スペース小学生」「スペース鳥使い」「スペース自転車」など、何にでも「スペース」が付くのもおかしい。ウララのしゃべりも"いかにも"な感じ。ウララ役の人って誰？ エンディングロールでも名前が出ないよ。英語の発音が良いよね？ バイリンガルの人ですか？ 「Right」の発音が良すぎて、最初「ライト」に聞こえなかったッスよ。 後半にはあのマイケルジャクソンも登場（声は本人）。一緒に踊ったり、ムーンウォークや奇声「ホーッ！」などを披露。そう言えば昔セガでマイケル主役のゲームがあったよね。「ムーンウォーカー」だったっけ？ あれは奇ゲー・バカゲーとして確固たる地位を築いたけど、ある意味「スペースチャンネル５」もあれと同じ流れなのかもしれないなあ。 参考１： 実は隠しモードとして、パッド操作しなくても１００％正答するようになる「オートモード」が存在する。ある簡単な操作をするとオートモードに移行できるのだ。移行に成功するとウララの声で「ああん」という色っぽい声がするのは製作者の趣味か？ どういう操作なのかはゲームをある程度進めると比較的簡単に知る事ができる。 参考２： このゲームは２周目がある。パッと見には１周目とほとんど同じように見えるけど、登場キャラやその歌、タイミング等が微妙に違っている。 |
| [2002/02/15] リズム感が弱い人でもそれなりに楽しめる所が偉い度 ★★★ |
