| 【最近の状況】 もう半分引退したような状態になっている我が家のＦＦ１１生活。 昨年発売された追加ディスク「アトルガンの秘宝」のストーリーは現在話２／３（？）という所だが、ストーリー追加のアップデートがあっても、以前のようにすぐ挑戦するという気になれない。 毎日１回はログインしていはいるものの、「何か面白い事ないかなぁ〜」とサーチしたりする程度で、以前のように野良パーティーでレベル上げなどは全くやっていない。 俺よりも熱心なニョーボですら（ダルそうに）「ミッションクリアするの、何だかめんどくさ・・・」と漏らす始末。こんななので、先の３月に新たに追加されたミッションは今も手つかず状態だ。以前だったら追加されたその日の内に挑戦していたはずなのに。 やっぱ、さすがに飽きてきた・・・って所でしょうか。 【ゲーム内経済】 ＦＦ１１に限らず、多くのネットゲーを対象にして、ゲーム内のアイテムや貨幣を現実のお金で売って利益を得る会社が複数存在するという。 それらのグループはゲーム内でレアなアイテムを集中的に狩り集めて、それをリアルの現金でプレーヤーに売っている。これがいわゆるＲＭＴ（リアルマネートレード）。ＦＦ１１では禁止されている行為なのだが、現実に取り締まるのは事実上不可能に近い。 一見すると、超レアアイテムや多額のギルが現金で手に入るので、現金を持っている社会人プレーヤーには嬉しい存在のように思われる。だが、これがはびこるとギルが市場に氾濫してしまい、経済の法則の通り、ギルの価値が下がってしまって、物価の高騰（要するにインフレ）が起こってしまうのだった。 いやマジで、一時期、競売における相場がそれまでの１０倍くらいまで跳ね上がってしまった事があった。あの当時はちょっとシャレにならなかった。状況はまさに「お多福会」による偽札バラまき後の日本！！（レインボーマン） 自分で作れば原価１千Ｇ以下のハイポーションが、５千Ｇとか８千Ｇとかに高騰したりして、「マジですかー？！」「みんなどうやって暮らしているの？！」と、見ているだけで頭がクラクラ。 だから普通に生活している俺らのようなプレーヤーにとっては、高性能な装備品はもう完全に高嶺の花。ギルをコツコツ貯めて、「やっと買える」と思って競売を見たら、相場がメチャメチャ上がっていて全く手が出ないという場面が続出。 例えば「バーミリオクローク」という胴装備。自動的にＭＰが回復していく「リフレシュ」の効果が得られ、かつ装備できるジョブが多いので、とっても人気があるアイテムだ。ニョーボはずっと前から欲しい欲しいと言っていた。これは昔は２百万Ｇくらいが相場だったのだが、一時は１千万とか２千万とか、もうバカみたいに高騰してしまった。 当時、俺の貯金がやっと５百万Ｇ貯まったというくらいだったのに、もう競売では１千万単位の世界になっちゃっていた。ニョーボは「２百万Ｇだった時に買おうと思ってたのに、あんたが『もうちょっと待てば安くなる』なんて言うから待ってたのに、これじゃあもう手が出ない！！」などと文句を言われたものだった。 インフレ発生以前は、競売の相場は徐々に安くなるのが普通だったのだ。だから「待とう」って言ったのだが、まさかこんなインフレになるなんて・・・。 こういうＲＭＴをする集団は、レアアイテムを落とすモンスターを独り占めしようとして大人数で狩り場を狩りつくしたり、ライバルになる一般プレーヤーに対して嫌がらせをしたりするのでとっても嫌われている。 【クローズアップ現代でも】 ある日ＮＨＫ見てたら、「クローズアップ現代」でネットゲームにおける仮想通貨の問題を取り上げていた。 ネットゲーム内での通貨を無理矢理な方法で稼ぎ、それを他のプレーヤーに現実の金銭で売る行為、ＲＭＴが現実の経済にも影響を与え始めている・・・のかも、という話だった。（仮想通貨は現在、法律上何も制限が無いが、現実の通貨で取り引きする所が多くなり、仮想通貨を現実の法律でどう扱うか問題になっているのだという） 人件費が安い中国などで人を雇い、彼らを使ってネットゲーム内の仮想通貨を荒稼ぎし、それを日本やアメリカにいるプレーヤーに売る。日本やアメリカからすると、例えば１００万ギルが１万円とか言われたら「安い」と思ってしまうが、中国では為替レートの関係で、人を雇ってもけっこうな儲けになるのだろう。 このようなＲＭＴ行為が蔓延すると、ゲーム内でインフレが起こり、物価が急激に上昇してしまうのは上述の通り。 ＦＦ１１では、２００６年秋頃からこの不正行為によるギル稼ぎを取り締まる専門チームが働きだし、かなりの成果を上げてた。実際、それまでのインフレ傾向が無くなり、逆に急激なデフレが起こった。 それまで１個数千万ギルもした装備が、気が付いたら１／１００以下にまで相場が下がっていたりした。上で書いた「バーミリオクローク」も、いつの間にか数百万Ｇ程度になっていて、ニョーボは「バーミリオクローク」どころか、そのＨＱ品である「ロイヤルクローク」を買えてしまった。ちょっと前までは想像もできなかった状況の変化だ。（待ってて良かった〜ｂｙニョーボ） ローディーも「畳盾」とか属性杖のＨＱ品など、インフレ時代には手が出なかった物が買えるようになってホクホク。麒麟大袖をゲットできたのも、このデフレのおかげだ。 この専門チームに関するインタビュー記事によると、ＲＭＴには国際的な組織が絡んでいるのだそうで、完全な摘発は無理なのだそうだ。いたちごっこではあるけれど、一般プレーヤーが楽しくプレーできるよう毎日働き続けているのだという。 【ＦＦ１１の引っ越し】 我が家のＶＡＩＯにはＦＦ１１がインストールされているワケだが、実はこのＦＦ１１がＣドライブの容量を圧迫しているという問題がかなり前からあった。 改めて調べてみたら、ＦＦ１１だけでＣドライブの１／３もの容量を占有しているという事が発覚。おかげでＣドライブの残り容量が２ＧＢ台という、けっこう危険な状況に陥っていた。 これは何とかしなければならない。 解決方法は、ＦＦ１１をＤドライブに引っ越しさせるという事しか無いのだが、ＦＦ１１ってインストールするのに３時間以上かかっちゃうんだよねぇ〜。 あともうひとつ重要な事は、ゲームで使用するマクロ問題。マクロは、それ無しではゲームが出来ないくらい重要な存在なのだが、これはサーバー側ではなく、自分のパソコンの方に保存されているため、再インストールするとなったら、このマクロを全部消してしまう事になってしまう。 もう一度マクロを書き直す手間を考えると、再インストールする気が萎えてしまうのだった。 マクロが入っているフォルダをバックアップするという手もあるそうなのだが、どれがそのフォルダなのかよく分からない・・・。（マクロは、テキストファイルのような単純な記述ではない） ところが今月のコネクトオン（ネットゲー専門誌）で、「ＦＦ１１のマクロはプレイオンラインにバックアップできる」という技が紹介されていて、この技を使えばマクロを書き直す手間が省けるジャン！と大喜び。 さっそく、ローディーに登録されてたマクロをプレイオンラインにバックアップ。 これで懸案はクリアされたので、一気にそのままＦＦ１１をアンインストール。そしてＤドライブに再インストールしたのだった。  再インストールにかかった時間は、予想通り３時間超。でも何の問題も無く、順調にインストールは終了した。ＤＶＤからのインストール後、ネット経由で最新版にアップデートするのに１時間以上かかった（左の写真）。Ｂフレッツでもこんなにかかるとは・・・。で、やっと再インストールが終わったので、ログインしようと思ったら、例によってファイヤーウォールが邪魔をしてログインできない。プレイオンラインを「例外・許可」に指定しているのに、なぜかキャラクターにログインする所で妨害されてしまう。 画面はゲームの全画面モードになっているため、ファイヤーウォールの「許可しますか？」というウィンドウが下に隠れて見えず、「許可」ボタンが押せない。何とかしてそのウィンドウが見えても、今度はマウスカーソルが表示されないため、やはり「許可」ボタンが押せず。何度かチャレンジした結果、Ｃｔｒｌ＋Ａｌｔ＋Ｄｅｌとか、Ｔａｂキーとか駆使して何とか「許可」に成功。やっとの事でキャラクターにログインできた。 で、「さて、マクロをロードするかな」と思って操作してみたら、「ロードする対象がありませんよ」という意味のメッセージが・・・。 あれ？ ・・・・・・。 ピロキシャーン！！（全てを理解した音） そうかっ！ 「プレイオンラインにセーブする」というのは、サーバーにセーブするという意味ではなくて、自分のパソコンの「プレイオンライン」上にセーブするという意味だったのかっ！！ それじゃあアンインストール時にみんな消えてるから、ロードできんわなぁっ！！ というワケで、また一からマクロを書き直すハメになった俺なのだった・・・orz ちなみに、パソコンからＰＳ２パッドを利用するソフトも設定がリセットされちゃったので、設定し直した。これもまたけっこう面倒臭くて大変だった・・・。 ・・・・・・。 ちくしょーーーーっ！！（泣きながら壺を割りまくるシーン） 【子供におまかせ】 もうめっきりプレイしなくなったＦＦ１１だが、それでも毎日１回はログインしている。 やっている事と言えば、毎週恒例のミラテテ様（経験値が得られるアイテム取りのクエスト）か、ビシージ（蛮族相手の首都防衛戦。経験値が得られる）くらい。 ビシージに関しては、いつ攻めてくるか分からないので、敵勢力のチェックが欠かせない。参加できる人数が約７００人と上限が決まっているので、「ビシージ来たけど入れなかった」という事態だけは避けるようにしている。 子供らに「ビシージが来たら適当に戦わせてて」などと依頼する事もしばしば。（おかげで勝手に経験値が増えて助かる） ある日ニョーボが帰宅したら、子供らが「間違って、テンポラリでない方の呪符リレイズを使っちゃった〜」「お父さんにバレたら怒られる。どうしよう〜」などと泣きそうになりながらうろたえていた事があったという。 ニョーボは笑いながら「呪符リレイズくらいでお父さんは怒らないから大丈夫だよ」と言って聞かせ、子供達を安心させたという。（微笑ましい話なのかどうなのかは微妙(^_^;） 呪符リレイズでは怒らないが、もしＡＦ２とか四神闘着とか（レアアイテム）を捨てられたりしたら、本気で怒る・・・、いや、マジ凹んでしまって怒る気にもならないかもね。 というワケで、ローディーやニャンピィが動いていても、実は中身は子供達、という事もあり得るのでヨロシク（苦笑）。 |
[2007/5/6] |
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