| 【１９７８年】 この年は初代「スターウォーズ」と「未知との遭遇」が公開された年で、急激にＳＦ映画がメジャーになった年であった。 このおかげで映画「２００１年宇宙の旅」が東京の映画館「テアトル東京」でリバイバル上映される事になり、我らクロサワ兄弟は３人一緒に夜行列車に乗って上京し、映画を観てきたのだった。（この頃はまだ東北新幹線や夜行バスなどは無かったので、移動は夜行列車が当たり前であった） それにしても兄弟３人で映画１本観るためだけに上京するとは、揃いも揃って馬鹿ですね〜(^_^; 「２００１年宇宙の旅」は、今観ても全然古びていないＳＦ映画の大傑作だが、１９６８年の公開からしばらくの間、リバイバル上映も、テレビでの放映もされなかったので、ＳＦファンの間では幻の映画・・・とまでは言わないけれど、初回に観た人は「俺は観たもんね！」と威張れるくらいの映画であった。 当時は、やっと家庭用ビデオが普通に買える値段で出始めた頃で、ビデオデッキを持ってる家はかなり珍しく、当然レンタルビデオなんてまだ無かったし、映画ビデオを輸入通販で買うのは可能だったけど、そういうのは非常に高価だったりした。むろんＢＳやＣＳなど影も形も無かった。 今ではＳＦ映画は全然珍しくないが、昔はＳＦ映画は一部のマニアが喜ぶマイナージャンルであり、あっても怪獣物とかで、本格的なＳＦ映画は非常に希な存在だった。だからＳＦ好きな人はＳＦ映画に飢えていて、観たい映画の上映会があると、わざわざ旅行をしてまで観に行ったりしたのだった。 テアトル東京は、東京で初めてのシネラマ方式上映可能な映画館であり、当時最高の劇場として知られていたが、この数年後に閉館してしまった。場所は、銀座と京橋の境界線あたりで、東京駅や有楽町駅から歩いても行ける所であった。 |
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で、俺は「２００１年宇宙の旅」に触発されて、それっぽい模型を作って、それっぽい写真を撮って喜んでたりしたのだった・・・。（下の写真） |
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[2016/11/05] |
